｜ 種類：ＨⅡ領域 ｜ 光度：4.0等 ｜ 視直径：66×60' ｜ 実直径：25×23光年 ｜ 距離：1300光年 ｜
＜撮影データ＞
2010 11/06 00h39m～ 露出8秒，15秒，30秒，1分，2.5分，5分，10分の各5画像をコンポジット
タカハシε-180ED(F2.8) キヤノンEOS Kiss Digital X（SEO-SP2改造） 感度ISO800 タカハシEM-200赤道儀
D90mmガイド鏡(f1200mm)+オートガイダーVSTにて自動追尾 撮影地：長野県小海町
オリオン座にある著名な散光星雲。アンドロメダ大銀河やすばると並んで非常に知名度の高い天体の一つです。肉眼でも存在が確認でき、双眼鏡で見ると翼を広げた鳥のような形をしていることがわかります。その際に見える翼と胴体の部分がＭ４２で、頭に相当する部分がＭ４３です。口径６ｃｍ級の小型望遠鏡で見ると両星雲の間にある暗黒帯による切れ込みがＭ４２側に入って魚の口のように見えます。その切れ込みの先にトラペジウムと呼ばれる４重星があり、口径８ｃｍ級ではっきり分離します。口径１５ｃｍ級では星雲の複雑な濃淡が手に取るようにわかり、３０ｃｍ級以上ではこの世のものとは思えない素晴らしい姿が視野いっぱいに広がります。